Fri/29/Sep/2023
目が覚め、窓を開くと声が出た。このヨーロッパの爽やかな朝の空気が大好きだ。アジアとは違う美しさがある。今日は何ヶ所回れるであろうか。あまり美味しくないパンを詰め込み、急いで支度をする。ちなみにローマの時差はTokyo -7hである。だいぶ遠くに来た。
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目が覚め、窓を開くと声が出た。このヨーロッパの爽やかな朝の空気が大好きだ。アジアとは違う美しさがある。今日は何ヶ所回れるであろうか。あまり美味しくないパンを詰め込み、急いで支度をする。ちなみにローマの時差はTokyo -7hである。だいぶ遠くに来た。
続きを読むWed/27/Sep/2023
Good bye Australia.
今日からついにヨーロッパの1ヶ月半の旅が始まる。まず向かうはtransit場所の上海。Sydney Airportまで急ぐ。数日前に来た空港に戻ってくる時、この都市を知った後なので感じ方は180度変わってくる。毎回共通するのは寂しくなるということだ。
Sun/24/Sep/2023
おはよう。8時38分。ボブはまだ寝ている。ついにチェックアウトの日。何時に出てもいいよと言ってくれたTさん・Aさん。気が楽である。
とは言え、9時半には出発。みんなに挨拶。「また連絡を取り合おう」とクールに言ってくれたTさん。異国で子育てしながら立派に暮らしている二人のことを心から尊敬する。また会いたいな。
続きを読むSat/23/Sep/2023
今日は土曜日。Tさんも家にいるみたい。子供達も起きてみんなでわちゃわちゃしている声で目覚める。一日友達家族とお出かけするって昨日言っていたな。
私たちはまだ見ぬ都市部を回ることにした。
週末の街は落ち着いているよね。空気が違う。マリオット最高ブランドのWホテルが見えた。愉快な外観、設計者泣かせの平面計画であることは間違いない。
さて、大きな広場にやってきた。一応の目的地、隈さんの図書館を見ようということだったが、一目見て絶句。汚い、、、。外壁にトグロを巻いているのは竹かと思いきや木みたい。ところどころ苔が生えている。内装はもっと残念で、足早に確認してすぐ出てきた。施工者が強いからこうなってしまったと思いたいほどの建物だった。
一階のフードコートでお昼を食べることに。こちらの内装はおしゃれな感じで、ホッとする。サインは勉強になる。
ちなみにDarling Harbourは再開発地域で、NSW州が力を注いできた中で大注目プロジェクトの一つがDarling Square一帯とのこと。ここもSANAAに依頼したほうが良かったのでは。そろそろ黙らないとボブに怒られそうだ。
お次はカナダ生まれの大巨匠、フランク・ゲーリーの大学校舎へ。今年94歳。
「はっきりさせておこう。今の時代、世の中で建てられているもの、設計されているものの98%はまったくのクソだ。デザインに対する感性も人間に対する敬意もない。ひどい建物、ただそれだけだ。」と中指を立てて言い切ったエピソード、大好きだ。
今日は休日。この建物、中に入れなかったのが残念。有機的な外観は何棟も連なる大学校舎の中のたった一棟。独特な輝きを放っている。どうやって施工したのかと思う外壁とサッシの取り合い。
そしてSydney Life Community Church の交差点を通り過ぎ、向かったのはジャン・ヌーベルの複合ビル(商業+集合住宅)。壁面に大量の植栽が。クアラルンプールの作品を思い出す。ちなみに緑化デザインはパトリック・ブラン氏によるもの。
低層部に入ると、見たことのないおしゃれテナントが多い。もしかしてスタートアップ企業を積極的に誘致しているのかも。
中に入るとエスカレーターのコアがそのまま吹き抜けに。床開口の形状が各階で異なっていて面白い。天井はガラスになっていて、集合住宅のボリュームが透けて見える。
外観を引きで見るため、1階でコーヒーを買い、向かいの公園にやってきた。周りにいくつかある集合住宅の共有公園的な場所に思えた。ティーンが遊んでいたり、おじいさんが休んでいたり。うーん、でももう少しいい感じにできそうな公園。天気はすこぶる良くて、長い間ここでぼーっとした。私たちの旅はかなりハードに歩くが、よい空間があれば存分に滞在して味わう。そんな時間が最高に好きだ。
さて出発。大通り向かいには先ほど通った大学の別校舎が。方向音痴の私はようやくグルッと回ってきたことに気付く。このシドニー工科大学では有名建築家を誘致し、校舎を増やしているそうだ(調べたら楽しそうだが気力がない)。
そこから海の方へ北上していく。オーストラリアでのシェアサイクリングはLimeをよく見かける。歩道を塞ぐように放置してあったり、レベルの低さを感じ得ない。台湾では世界のシェアサイクリングを制覇しようと思っていたが、全く乗る気にならない。台湾Bikeは性能もシステムも金額も全てが優秀だった。世界に浸透するといいのにな。
そこからカジノに寄ってみた。ボブは意外とカジノ好き。でも中に入るのは難しそうで入り口の前でUターンw今日は早いけど帰りますか。
Central Stationから電車に乗る。いつも橋を渡る時にオペラハウスが見えるのが最高の贅沢。Australiaの電車内では電話をガンガンする人が多い。むしろ電話をしないのは日本、台湾、韓国くらいではないか。昔Perthに行ったことがあったが、電車なんて乗らなかったので衝撃的であった。今回の旅、とにかく交通公共機関を使い倒している。タクシーもアジアの安い国でしか使わない。こうすることで人々の日常が見えてきて非常に面白い。
Australiaの電車事情に戻るが、この前なんて親が子供達に合唱させていた。笑 微笑ましいのレベルを遥かに超えた元気の良さであった。中心地に近い列車は二階建てなのだが、混んでいると階段に座ったり。お行儀についてはフリーダムだ。
片道一時間半のAirbnbまでの道も今日でおしまい。なぜなら今夜が最後の宿泊だからだ。家に着くとTさん一家はまだ帰っていなかった。今だ!とばかり急いで料理する。昨日仲良くなったけど、やはり共用部に家主がいるとキッチン使うかな?とか気を遣う。ワイヘケ島以来、ワインにハマっている私たち。メインのオーブン焼きは肉と野菜に塩・胡椒をして焼いただけのスーパーシンプルフード。毎日これでも飽きないのは素材の旨みが強いからだろう。玉ねぎなんてとろっとして最高に美味しい。ちなみにスーパーで買うボブのご褒美はお菓子、私のご褒美はミニトマトである。
一家が帰ってきた。挨拶をしておやすみなさい。